タカベは夏の季語、横浜にも夏がやってきた。

やっぱり夏なんだ!今日、鮮魚課佐藤社員のセリ場で、とうとう夏魚を見つけてしまいました。

おそらく今年初めての市場登場、走りのタカベです。

横浜の市場では、入荷してくるほとんどが伊豆諸島で水揚げされた東京都産。

今日も確認すると、やっぱり都漁連より出荷されてきたモノです。

東京都島しょ農林総合センターでは、タカベが『都魚』候補№1と自負して紹介されています。

私が初めてタカベに触れ、捌いて食べたのが3年前です。

その時に、腹に入れた包丁がベタベタで上手に捌けませんでした。

タカベの脂の凄さにただ驚かされたことを、今でも鮮明に覚えています。

鮮魚課五十子社員に言われて、今でも守っていることがあります。

タカベの塩焼きは腹を切るなと。

タカベの腹を切らずに焼くと、熱で腹の中の脂が魚全体に行き渡り、何とも言えない仕上がりの『塩焼き』になるんです。

タカベの150g以上は、6月の天然物鮮魚(2号物品)のセリ物品です。

初夏から晩夏まで、数多くのタカベが入荷することを期待したいです。