決してオシツケじゃないですよ。

世の中、お先真っ黒だよ。

新型コロナウイルスの話題に触れたくないけど、触れない訳には行かないかな。

営業担当は、我慢に我慢を重ねながら鮮魚を売り捌いている。

今日販売出来ないと泊め、1日経つごとに魚の値段は右肩下がり。

週末ともなると無条件でプラス2日が加算されるので、必死に仲卸店舗を売り廻ります。

しかし、よりによってこんな日に「クロ」が入荷するなんて・・・・・。

それも10㎏超級の立派な魚体の「クロ」2尾です。

「クロ」「クロ」言ってますが、アブラボウズのことです。

鮮度が良いからマーブル柄の模様が輝いて見えます。

アブラボウズを扱う仲卸は、横浜市場では数社しかないのでチョット心配していました。

売れるかどうか鮮魚課大山社員に聞いてみると、「大丈夫」と即答。

次の瞬間、売買参加者の札が入っていました。

今日は千葉県勝浦港から出荷されて来ましたが、横浜市場では県内松輪漁協のモノがコンスタントに入荷します。

アブラボウズと言うと「下痢」を思い浮かべる人が多いのでは?

そうです、アブラボウズは全身が脂と言っても過言じゃない存在なんです。

だから食べ過ぎ注意。

生食・刺身なら60g=刺身3切れ程度、加熱したものならば12gがリミットと言われています。

生、焼き、煮ても美味しいのですが、くれぐれも自制しながら召し上がり下さい。