台風１４号恐るべし勢力。

午前４時半頃、遥か２８０kmも離れた新潟県に台風は上陸していたけど、その余波で当地横浜は土砂降りでした。

当たり前のことですが、時化により出漁を取止めたことで集荷は限定的なモノとなりました。

今週は後半に２度目の３連休を控え、週中の飲食店や量販店のバイヤーの買い需要が気になるところです。

この調子だと魚選びに苦労しそうだと思っていたら、仲卸・八虎商店の店先で珍しい魚を発見し即決しました。

皆さん、この魚なんだか分かりますか？

発泡にシールが貼ってあります。

ＣＵＬＴＵＲＥＤ　ＳＡＢＬＥＦＩＳＨ＝養殖のギンダラです。

市場で見かけるのは殆ど冷凍ドレスのギンダラで、私もラウンドの状態でフレッシュ（鮮魚）なギンダラを見るのは初めてです。

このギンダラはカナダ産で、卵から孵化させて育てた完全養殖の魚です。

作っているのは、ヒューオンタスマニアサーモンやカナダ産ムール貝で有名な㈱ブルーリンクです。

そしてこのギンダラには特別な名前があるんですが、「銀雫」と書いて「きらり」。

チョット格好良すぎですね（笑）。

ネットで㈱ブルーリンク社のＨＰを調べたら、この銀雫は生食も可能だとありました。

興味津々、何度も八虎商店の前を通り過ぎ、遂にセミドレス（内臓を取り除いた頭付き）の銀雫を購入しました。

八虎商店の芦川さんからは、ご希望通りに処理しますよと言ってくれましたが、そのまま持ち帰ることにしました。

さて家に帰ったら、三枚におろして切身作ろうかな。

その後は、塩焼き、西京漬け、煮付け、照り焼き、想像するだけで口元が緩みます。