「岩手野田村 荒海ホタテ」の蘊蓄教えますよ。

節穴で危なく見過ごすところでした。

特種相対品課のセリ場には、シーズンになると殻付きホタテが販売されています。

極々ありきたりな風景なんで、「殻ホ」あるなと確認しつつスルーしようとしたら・・・・・。

渡部社員から、「荒海ホタテ」なのに写真撮らないの?と声をかけられて急ブレーキ。

えっ!?そうなんだ!

発泡の箱をグルリと見渡すと、地理的表示産品のシールと

荒海ホタテのシールを確認しました。

今年初出荷のタイミングで紹介出来たのは、個人的には非常にラッキーでした。

なぜかって?「荒海ホタテ」は、養殖ホタテゆえに隠された蘊蓄を紹介出来るからです。

蘊蓄その1:他産地の稚貝は使わず、岩手県野田村の海で採取したラバー(ホタテ貝の幼虫)を野田湾で育だてている。

蘊蓄その2:波が荒くても、潮通しがよく、水質がキレイで、ホタテのエサとなるプランクトンが豊富な外海での養殖に拘っている。

蘊蓄その3:ホタテのキレイな貝、キレイな味に拘り、ホタテが自由に動ける籠・ネット飼育で飼育しています。

蘊蓄その4:成貝になるまでに最低5回の個体数の見直しや、付着物の除去作業を怠りません。

蘊蓄その5:出荷時に最高の状態で出荷できるよう、タテのストレスフリーに最善の努力を惜しみません 。

「荒海ホタテ」をじっくり観察してみると、何となく5つの蘊蓄が理解出来る発見があった。

1枚持ってみると貝殻のキレイさに驚き、ズシリとする重さに驚き、ストレスフリーで育ったことで貝柱が太いのに驚きです。

せっかく会社にホタテ貝剥きを用意しているので、次に出逢った時は1枚剥いて試食したいと思います。