アイゴは利用の可能性がある魚です。

『未利用魚』、このカテゴリーの壁は厳しい。

前回紹介の7月23日、26日に続いて第3弾『アイゴ』実食です。

昨日も2品作ってみました。

アイゴは当社社員水野さんが調達し、ドレスまで加工してくれたものです。

見た目『汚い』、お世辞にも美味しくなさそうですよね。

そしてついつい香りを確認してしまいます。

その様子を見ていた妻が、『古い魚』『なんか臭い魚」と矢継ぎ早に質問の嵐。

『未利用魚』だからと言ってやり過ごし。

でも、何か変だなと行動を鋭く監視されている中で調理となりました。

1つ目は、アイゴのカルパッチョ風、玉葱ドレッシングかけです。

25日に水揚げされたアイゴを皮を引いて、薄切り、軽く塩胡椒、ワインを少しふりかけ冷蔵庫で寝かせました。

玉葱ドレッシングにした理由は、もしものことを想定して香りの高い素材をメインに起用。

ミキサーで玉葱は微塵切りもしくはペースト状にし、レモン汁、塩胡椒、砂糖、パセリかバジル、オリーブ油を入れて混ぜれば出来上がり。

こんな出来栄えです。

アイゴの下処理が完璧だと匂いの問題が解決かもしれません。

全く問題のない、美味しいものでした。

2つ目は、アイゴのカレー焼きです。

三枚の下ろしたアイゴを、食べやすい大きさに切り揃えます。※今回敢えてアイゴの皮を引かずに調理してみました。

粉末鶏ガラスープと塩胡椒で下味をつけます。

ピニール袋にカレー粉、小麦粉、塩を入れて、アイゴの切り身に塗します。

フライパンにオリーブ油を敷いて、皮目側からこんがりと焼きます。

両面シッカリ火を通して出来上がり。

この味付けは子供には鉄板で、美味しいと言って普通に受け入れられました。

おそらく出来立てを料理を出したので良かったかもしれません。

筆者は敢えて皮が反りかえた切り身を食べたら、感じました磯の匂い⇒臭い。

即座に娘達には皮を残すように指示。

アイゴの生の状態で皮を引くのは大変ですが、熱してから皮を引くのは非常に簡単でした。

次回はバーナーで炙ってから皮を引いてみたいと思います。

アイゴ第3弾の結果は、『アイゴは使える可能性あり』と言うこと。

しかし、臭いの問題、ヒレの毒の問題、歩留まりが悪く可食部が少ないこと等背負っている問題が山積。

だから『未利用魚』なんだと再認識しました。

これからも継続して挑戦してみたいと思います。