アマエビ、なぜ甘いの?

「無い袖は振れない」と言う故事ことわざがありますが、今市場はそんな感じです。

金も無いのにモノ仕入れて、自己破産する何処かの仲卸のことではないですよ。

「春の嵐」「メイストリーム」と言われる日本付近で急速に発達した低気圧が引き起こす台風並みの強風です。

そのために日本中が時化状態、魚の入荷が極端に少なくなっています。

来週も風が強い日が続くようで、「魚が無くて売れない」≠「無い袖は振れない」厳しい日々になりそうです。

今日は鳥取県網代港、山形県鼠ケ関港から届いた、「甘~いエビ」アマエビを紹介します。

私たちも「アマエビ」、「アマエビ」と呼んでますが、アマエビは正式名称=標準和名ではありません。

標準和名は「ホッコクアカエビ」と言うのですが、この名で呼んでいる人に会ったことがありません(冷汗)。

まあ、正式名称じゃなくても、大多数の人に認知されていれば全然問題なしです。

アマエビは獲りたてよりも、  少し時間が経過したモノの方が美味しいんです。

実はアマエビが美味しさ成分は、グリシンやアラニンなどのアミノ酸なんですが、生きている時は体内に殆どない成分です。

しかし多くの動物が死ぬと自己分解酵素が働き始め、カラダを構成するタンパク質がアミノ酸に分解されるのです。

これってマグロの獲りたてはバキバキで旨味がないけど、時間を置いて熟成させると美味しくなるのと原理は同じです。

と言っても、「やり過ぎ」は禁物です。

人によっては「腐りかけ手前が美味い。」と言いますが、腐ったら元も子もないですからね。