アユの匂いはキュウリなの?スイカなの?

今週末の「ザ!鉄腕DASH!!」は、DASH海岸育ちのアユを迫って多摩川に向かうようです。番組の内容が楽しみです。

今日は、特種相対品課でアユを取り扱っている小森社員に無理を言って写真撮影の協力を頂きました、ありがとうございます。

筆者は前回(H28.5.7)ブログに掲載の後、どうしてもアユの匂いがスイカの香りなのか確認したかったんです。

今回は撮影に気合を入れて小道具を準備して臨み、笊と笹を用意してみました。(笹は関連棟の(資)八百信商店で調達です。)

アユの匂いは本当にスイカの香りなのか、キュウリの香りなのか?!

アユは幼魚時期には水生昆虫を食べるが、基本草食で石に付着するケイソウ類を主食としています。

アユのスイカやキュウリに似た独特の香りはアユの体内の不飽和脂肪酸が酵素によって分解された時の匂いだそうです。

この匂いはやはり餌飼料の影響を受ける為、育ち方で香りが異なるそうです。

そしてネットで調べていて衝撃的なことが判明しました。新鮮なアユの香りはお父さんの加齢臭と同じ成分だそうです。学術的にはトランス、シズ、シスー6、トランスー2-1ネナールなどという物質だそうですが全く意味不明です?????

加齢臭ですか、一歩間違えれば爽やかな匂いだったのに残念です。さて、実際のアユの匂いはどうかと言うと、若草の青々しさが香る快い感じです。

「鮎」という漢字の由来「魚」+「占」(粘りつく)からなる文字そのもの、想像を超越した魚表面の粘り。そして粘りからもアユの良い香りがします。

川魚はどうもと敬遠される人も、是非新鮮なアユを目・鼻・口で感じ味わって下さい。

アユは草食なので、嫌な臭味ではないですし、本当にアユが好きな人は内臓(わた)まで食べるそうですよ。(うるかと言う内臓の塩辛もあります。)

※イワナ、ヤマメ、ニジマスなどは、虫などを主食にしているので内臓処理は必須となります。

これは天然モノ・養殖モノも同じで、新鮮なアユなら内臓を食べても大丈夫ですよ。

 

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