イイダコは小さくても侮れない。

秋の名物詩と言うにはいささか季ずれすぎの感がありますが、有明海よりイイダコが入荷しています。

魚で卵を持ったものを「子持ち」と呼ぶが、イイダコの場合は「いい持ち」と呼びます。

どうやらまだ頭がはち切れるようになるまで卵が熟していないようですが、産卵の春3~4月頃に向けてどんどん大きく成長して行くと思います。

イイダコは「いい持ち」のメスは大切にされるが、オスは「すぼけ」と呼ばれて数段低い待遇に甘んじることになっています。イイダコは小さくてもタコです。

タコ類は低カロリーでミネラルやビタミンのバランスも良いため、肥満や成人病予防にも最適です。また血圧やコレステロール値を下げる働きをし、高血圧や動脈硬化予防に効果があると言われているタウリンがとても豊富に含まれています。

さらにタウリンにはインシュリンの分泌を促進する作用もあり、糖尿病の予防を心がけている人には特にお勧めです。

和洋中、煮たり焼いたりと様々な方法で楽しめるイイダコ、メスの「いい持ち」を試しに食べて欲しいです。

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