スミイカ、そろそろ抱卵が心配です。

東京湾より、このところ良い形(特大、大)のスミイカがコンスタントに入荷しています。

仲卸㈱ムラマツ村松社長に聞いたら、今年は東京湾の海水温が高く例年よりスミイカは獲れ過ぎているそうです。

実にキレイな褐色のカラダ、そして真白くギョロっとした瞳で見つめられたら、カメラのシャッターを条件反射的に押しています。

スミイカの寿命は1年、産卵と言う一大イベントを終えると短い生涯にピリオドを打ちます。

イカは必ず雌・雄に分かれていて、雌雄同体や成長過程で性転換したりしません。

だから雌雄の判別がキチンと出来るのですが・・・・・・、少しコツが要りようです。

①オスの腕の片側もしくは両側の腕が変形している(交接腕)。

②オスには前頭部にコブがあり、メスにはない。

③メスは全ての足に吸盤があるが、オスには触腕があるそうです。

さすがに筆者も売り物のスミイカをベタベタ触る勇気はなく、ちょっとポイントを絞って確認したいと思います。

今の時期のスミイカは、そろそろ産卵に向けて精巣、卵巣にて準備が始まります。

やはり抱卵することでスミイカは、今までカラダ中に蓄えていた栄養が卵に集中され、持ち味である身の厚さが無くなり身が痩せて行くそうです。

「サバは外見は新鮮のようでも腐り始めている。」、「サバの内臓は傷むのが早い。」ことをサバの生き腐れと言いますが、産卵間近のスミイカには同様の現象が起こるそうです。

即ち、食べて当然不味くもなります。

美味しく食べれるのは、あと1ヶ月ぐらいかもしれません。

江戸前のスミイカで、天麩羅や刺身を楽しめるのもあとわずかですよ。