タイ科の本流、キビレ、黄茅渟です。

鮮魚課小島社員のセリ場に、朝日に輝く銀色の集団を発見。

茅渟の海=大阪湾より茅渟(チヌ)と思ったら、ちょっと違う。

発泡ケースを見ると『キビレ』、そう言えば明らかにクロダイとの違いが分かりますね。

キビレと言うのは愛称みたいなもので、正式名・標準和名はキチヌ(黄茅渟)。

クロダイの標準和名がクロダイで、チヌが愛称なので全く逆な立場です。

まさかと思って学術的分類を見て見ると、キチヌはタイ科クロダイ属の魚。

『あやかり鯛』ではなく正統派タイ科の仲間でした。

ネット上には、最近関東地方でもよく見かける魚と記されていましたが、正直そんなに馴染みの魚ではないと思います。

クロダイとは旬の時期がずれるため、食材としてのポジション争いはありません。

クロダイとキチヌで同じレベルのポジションを守っている魚かもしれません。