メスの花咲ガニは、買い得ですよ。

タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニと市場にはさまざまなカニが入荷してきます。

特種相対品課北村社員の売り場で、ボイルされた花咲ガニのメスが根室より入荷しました。

花咲ガニの漁は主に北海道とロシアで行われ、漁期が釧路では3月15日から7月31日、根室では7月から9月と厳しく決められています。

根室では、毎年9月の第一土曜日と日曜日に、花咲ガニをはじめとする美味い物がワンサカと集結する“かに祭り”が開催されます。(2016年9月3日~9月4日)

カニは全般的に冬のイメージが強いですが、花咲ガニは夏がシーズン。

ズワイガニやタラバガニと比べて、流通量が少なく値段も高価なので、カニ好な人への夏のご贈答にぴったりです。

花咲ガニは、カラダ全体がトゲトゲしているので、毛ガニの仲間なんて思う人もいるのでは?実はタラバガニの仲間なんです。

しかし、味は別格。独特の甘みと瑞々しく濃厚な、やや癖のある味わいが特徴的です。

カニ身、旨味成分のアルギニンと甘味成分のプロリンは、9月上旬になるほど含有量が多くなるので、美味しい花咲カニをゲットするには9月が狙い目です。

花咲ガニのメスの卵(内子・外子)は、その濃厚な味から通好みの珍味です。花咲ガニのメスは、市場に出回ることが少ないので、販売されていたら速効で買うのが鉄則です。

蛇足になりますが、いくら美味しいからと言って、花咲ガニのかぶりつきは厳禁ですよ。

無数のトゲで、手や口のまわりが血だらけになりますよ(笑)。

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