今の時期のスズキはどうですか?

石巻より大量のスズキが入荷。小柴、富岡からも入荷あります。スズキの旬は夏と言われていますが、12月~2月頃の冬はスズキの越冬や産卵をする時期であり、大半の個体は沖の深場へと移動していきます。

ただし産卵に絡む移動は、沿岸付近にいるシーバスが一斉に深場に移動するわけではなく、バラバラで移動します。そのためこの時期では産卵に入る前の個体、産卵を終えて帰ってきた個体、そして産卵に絡まない個体の3タイプのスズキが漁獲されます。

各タイプの外見の特徴として、産卵に入る前の個体は秋の荒食いで良く肥えていますが、産卵を終えて帰ってきた個体は前者2タイプのようにコンディションの傾向がハッキリしません。

産卵に絡まない個体は当歳魚のセイゴクラスの割合が多く、まだ産卵するほど成長してないと言うことです。

冬の時期は冷たい北風と冷雨によって表層の海水温が下がりやすく、プランクトンの活動が鈍く海水の透明度が高くなるので、沿岸部の浅場には魚が寄ってこない傾向にあります。

スズキは水温が高い場所が好きで、水温が安定している沖の深場、温排水が流れ込んでいる場所、潮汐や海流によって温かい海水が運ばれている場所に生息します。

さあ、今日入荷しているスズキはどうでしょうか?目利きは腹の張り具合などサカナの状況をよく観察してますよ。

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