活けのタコにペットボトル2本。

梅雨の真っ最中、はっきりしない天気ですが、気温は当地横浜でも25℃近くになります。

ぶくぶくと発泡スチロールの箱から音がしてます。

箱の蓋を開けてみると、活けのタコが蜜柑を入れるような網網袋に押し込まれています。

そして私たちは『ブク』と呼んでいるエアポンプ。

あれれ、ペットボトルの飲み物付きで出荷されてきました?????

そんな訳ないですよね。

でも、他の発泡の箱にもペットボトルが2本、プカプカ浮いています。

決して私が飲んだものじゃないですよ!

皆さん、これって何のためにペットボトルが入っているのか理由分かりますか?

これって『水産、市場あるある』かもしれません。

鮮度維持のために鮮魚は『氷』で冷やす。

活け締め、野締めされた鮮魚なら当たり前のように氷で冷やしますが、活魚にを入れたら生きてる魚死んじゃいます。

神奈川県・東京近郊から出荷されるのではなく、近畿、中国、四国、九州等と長距離の長旅。

ブクで酸素はOK、でも海水温が上昇し過ぎることを防ぐために、ペットボトルに水を入れ凍らせたものを魚たちと帯同させているんです。

それでも運悪く死んでしまう個体もいますが、活魚であるからこそ魚の価値、値段が上がるんです。

これからが夏本番、厳しい暑さもこれからです。

折角出荷されてくる活魚、何事もなく無事に市場に到着することを祈るだけです。

 

 

 

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