見た目ホルモン?実はマンボウの切り身です。

今月に入って2度目の入荷。

画像だけで正体が分かれば、相当な魚好きです。

 

私は最初見た時、焼き肉などのメニューにある『ミノ』かと思っていました。

答えは『マンボウ』、身肉と肝のセットです。

当横浜市場にも、マンボウは極稀に入荷します。

平塚市漁協の定置網に混獲されてくることもありますが・・・・・。

残念ながら人気のある魚ではありません。

もともと神奈川県では、マンボウを食べる習慣がないからです。

しかし、お隣の千葉県では、お造りや甘辛煮など食べる機会が多く、南房総には専門店があるそうです。

水族館などでは、縦になって優雅に泳いでいる姿が愛らしく人気があります。

しかしマンボウは泳ぎが下手な魚で、自然界では波・潮・海流に流され木片のように漂い、横向きでプカプカ浮かんでいるそうです。

マンボウは、国際自然保護連合(IUCN)にて絶滅危惧種リスト(レッドリスト)に指定されています。

絶滅危惧種3ランクの1番下の「絶滅の危険が増大している種」、世界的にその数が減少傾向にあるそうです。

マンボウを食べる習慣があるのは、日本と台湾だけだそうです。

たまたま運悪く捕まってしまったマンボウ、本種を狙った漁ではないので許してくださいね。

そしてもし水揚げ時に生きていたら、個体保護のためにキャッチ&リリースお願いします。

 

 

 

 

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