黄金カニ、知ってますか?

仲卸伊勢三の店先で、おさかなマイスターの宮島さんから声をかけられ、珍しい「黄金カニ」と言う紅ズワイガニ?をみつけました。

筆者のポリシーとして、ライバル会社の魚はブログに載せないつもりでしたが、あっさり方針転換です。(すいません)

兵庫県の香住港から出荷されたカニで、きっと声をかけられなければ取り上げていなかったものです。

黄金カニは、見た目色の薄い紅ズワイガニと言った印象です。

活けの状態で入荷していますが、2匹とも甲羅にカニビルが1つもなくとてもキレイです。

脚の殻はしっかり堅く、脱皮したてではないことは宮島さんが確認してくれました。

伊勢三の久保田さんの話では、1,000匹に1匹しか獲れないレアなカニだそうです。

生息地は紅ズワイガニが水深500~2,500㍍、ズワイガニが水深200~400㍍ですが、この黄金カニは両者の中間あたりにいるそうです。

では黄金カニの正体は何なのか?

実は紅ズワイガニとズワイガニのハイブリッド(混血)、つまりは異種交配によって誕生したカニなんです。

偶然の産物、100%天然の黄金カニは、紅ズワイガニ漁の水揚げの中に1,000~10,000匹に1匹いるかいないかの確率、超稀少価値が高いです。

名前の由来は茹でると口のまわりが「黄金」色になることから、このように呼ばれているそうです。

肝心の味の方は、先週エンドユーザーへ販売しているが、イイとも悪いともまだ言われていないそうです。

みなさん、どうぞとは簡単に言えない食材ですが、いったい「黄金カニ」はいくらなんでしょうか興味あります。