黒い斑紋が可愛い、イシガキダイ。

とてもキレイな魚が入荷しました、イシガキダイです。魚体いっぱいに黒い不定形の斑紋があるため惑わされてしまいましたが、平塚漁協の追っ駆けでもよく入荷するイシダイと同じ仲間です。

名前の由来は「名は体を表す」の通り、魚体の黒い斑点が「石垣」に見える事からこの名前がついたようです。

イシガキダイは老成魚になると黒い斑点が薄くなり、オスに限って消えて黒くなるそうです。また口の部分が白く残り、別名「口白(クチジロ)」と呼ばせるそうです。

対してイシダイは老成魚になると、口の部分が黒く残り「口黒(クチグロ)」と呼ばれます。トレードマークの縞模様はすっかり消えてなくなりはしませんが、少しずつ薄くなり、白と黒が灰色に近くなり、老成したモノは全身が鈍い銀色光沢を残した灰黒色になります。

年中獲れますが、磯釣りで春から秋によく見かけるため一般的には夏が旬とされています。しかし冬場の脂がのった刺身は絶品で冬ではないかと言う人もいます。

脂肪分が少ない白身で、良質な動物性タンパク質をたっぷりと摂ることが出来ます。

また、一価、多価共に不飽和脂肪酸を多く含み、これらが悪玉コレステロールの減少や動脈硬化の予防や改善に効果があるとされています。

食べて美味しく、カラダにも良いイシダイ。是非食べて下さい。

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