東京湾、スミイカ漁も楽じゃない。

富津、小柴、本牧、富岡、何の産地だか分かったら・・・・・。

コウイカが標準和名ですが、横浜市場ではスミイカの方が耳が慣れています。

今日は東京湾で水揚げ出荷されたスミイカを紹介します。

実は普通に出荷されてきている東京湾のスミイカたち。

東京湾というポイントが重要で、今回未曾有の被害をもたらした台風19号の傷跡が・・・・・。

それは東京湾に流入する多摩川、荒川、鶴見川、そして利根川水系の河川がもたらしたゴミです。

鮮魚課小島次長の話では、今東京湾はゴミだらけでデンジャラス。

木屑なら可愛いが、丸太・大木が浮遊しており、一人で出漁すると転覆の恐れがあるそうです。

だから複数人で漁船を操る漁師じゃないと出漁出来ないそうです。

そんな危ない東京湾で水揚げされたスミイカ。

だんだん形も大きく成長してきました。

厚みのある身肉、そしてねっとり甘い味わい、多くの人を虜にするスミイカの強力なアピールポイントです。

セリの様子を見ても、かなり高値で取引されています。

暫くすると、スミイカの名前の由来になっている墨だらけのスミイカが入荷して来ると思います。

いつ見ても変わらない、そして飽きない風景ですが、市場の中で冬を感じとれる一時(ひととき)です。

 

 

 

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