長石のかきは小粒だけど美味い。

この時期、特種相対品課のセリ場には数多くのマガキが入荷します。

そんななかで目に眩しい蛍光色で、異彩を放っている発泡の箱を発見しました。

そこには「長石のかき」と出荷者の有限会社長石商店の名が・・・・・。

横浜市場に登場しました、宮城県東松島市産のブランド牡蠣「長石(ながいし)かき」です。

有限会社長石商店は、今でも私たちが忘れることが出来ない出来事=2011年3月11日東日本大震災で被災し、工場や船・機材・家財などを失ってしまった会社の1つです。

しかし牡蠣作りへの弛まぬ努力と情熱の結果、なんと震災の2年後には生牡蠣を出荷するまで復興しました。

今日出荷されてきた長石の生かきは、殻付きと300g、500gの水なし・刺身用の3種類です。

殻付きを一つ持ってみると、見た目よりもズシリと重い。

営業一部源波部長の話では、長石かきは1年牡蠣なんだけど実入りは100%だそうです。

と言うのも、有限会社長石商店は牡蠣の稚貝を全国各地に出荷している会社。

つまり牡蠣を知り尽くしているから、そして長石のかきが育つ奥松島の環境が最高だからです。

イイこと並べて、なんだどこかの受け売りじゃないのと思われたのでは?

ちゃんと食べた感想を素直に言うと、小粒だけどとても味のある牡蠣なんです。

噛めば噛むほどに旨味を感じ、イイ意味で牡蠣の癖を感じないので、牡蠣が苦手な人でも美味しく召し上がれます。

採取の時期なのかまだ若いかな?

もう少し成長すればクリーミーな味わいもプラスされ、さらに美味しさアップするのかな。

世の中には、結構牡蠣好きな人多いですね。

牡蠣好きを名乗るなら、長石のかきは絶対にチェックですよ。

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